さっぱかまプロジェクト



今回、長澤かよ様から、『さっぱかま』という、
農家さんが作業時に穿くズボンを
作成するお仕事をいただけることになりました。

私は今回初めてその名前を聞いたのですが、
会津地方では昔から使われていたズボンらしく、
サルエルのように、股からお尻の部分が大きくなっています。

会津の方は、聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
若松や喜多方では、『さるばかま』というそうです。

昔は、農家さん個々の家で作っていたらしいのですが、
近年では作り手がいなくなり、
現在では、さっぱかまを作れるのは高齢のおばあちゃん達くらいで、
若い方は作ったことがない状況だそうです。

長澤さんがそれを、個人事業として
若い方も穿けるようなシンプルデザインも加えて
復活させるプランを立てています。

今回、作り手として
その事業に参加させていただくことになりました。
ありがとうございます。


昨日は長澤さんとふたりで、
さっぱかまを作る会津木綿を見に行きました。

さっぱかま、というと 会津木綿。
夏の終わりにサンプルを作成させていただいたとき、
麻で作ってみましたが、
会津木綿との履き心地の差は歴然でした。
会津木綿は、美しくて とても優れた織物です。


まず山田木綿織元さんへ。
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ここで作った会津木綿を持ってます。
もったいなくて鋏を入れられないまま、
4年経ってます ^^


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会津木綿といえば縦じましか浮かばなかったのですが、
無地もありました。
それも、同じ紺でも 違う色を少し混ぜるだけで
スラブ以外に 玉虫色のようなものが出来上がったりと、
布の表情は七変化。
糸も、同じ色には染まらないという、
まさに生き物でした。

ハギレをいただいてきました。



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私は山田木綿さんしか知らなかったのですが、
もう一件、原山織物工場さんというところがあったらしく、
そこへも。


織物を見せていただいたあと、
工場の中を見学させていただけました。
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ここでは染物を。
藍染の釜の中まで見させてもらいました。
上からは、染め上がったたくさんの糸がぶら下がってました。



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織り機。
単色のものもあれば、
こんな感じで何種類もの糸を織り込んだ生地もあり。
24台の織り機が けたたましい音を立てて動いていました。


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同じ青と言っても数種類。
この色が好きだな~ とか、糸を見ながら思ってました。


他にもたくさん写真を撮ったのですが、
載せきれません。
会津木綿を織る工程は 一度見てみたいと思っていたので、
とても貴重な体験でした。



さっぱかま復活プロジェクトは、これからです。
正直、自分にできるのかな という不安もあるのですが、
1人きりでの仕事ではなく、
今回は仲間が数人いるので、
自分や、みんなの力を信じて取り組みたいと思います。
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by petitpom | 2012-11-30 06:12 | 針仕事 | Comments(0)